みなさんこんばんは、かめたそです。
今回は前回に続き低予算で始めるマジックのデッキ紹介、第2回です。今回の予算は前回より高く1万円とちょっとしますが、XLN〜GRN期スタンダードの環境初期で活躍した【赤単アグロ】のデッキ紹介です。
【赤単アグロ】は軽コストのクリーチャーとプレイヤーに直接ダメージを与える火力呪文を駆使して速攻で相手のライフを削りきることを目的とした超アグレッシブなデッキで、果敢に攻め立てて勝利したい人にオススメのデッキです。このデッキの特徴は何と言っても採用しているカードの大半が相手のライフを削るものという点ですね、中でも《ゴブリンの鎖回し》は相手のクリーチャー、プレインズウォーカー、相手自身にダメージを与えることが出来るので、軽コストクリーチャーの一掃だって可能です。XLN〜GRN環境の【赤単アグロ】は強力なクリーチャーが存在せず、手札切れも激しいという弱点を持ち、長期戦には全く向いていません。しかし、ラヴニカのギルドで登場した《危険因子》と《実験の狂乱》がそれぞれ別の方向から手札不足をカバーし、速度を落とすことなく相手のライフを削り切れるデッキに仕上がっています。
この2種類のカードはそれぞれ別の視点から手札切れという【赤単アグロ】の抱える弱点をカバーしており、これらのカードのおかげで【赤単アグロ】は驚異的なスピードで相手のライフを削りきることを実現しています。
◆デッキレシピ◆
「ラヴニカのギルド」で登場した《遁走する蒸気族》も注目のカードです。赤の呪文(クリーチャーやインスタント、エンチャントなど)を唱える度に自身に+1/+1カウンターが乗り、3つ取り除くと(赤)(赤)(赤)をマナ・プールに加えるので、そこから「鎖回し」や「危険因子」に繋ぐことが出来ます。
また、手札消費の激しさをカバーするカードとして、《ケルドの炎》も強力な一枚です。タイムラグこそありますが、唱えた次のターンには通常ドローと合わせて手札が3枚になり、さらに次のターンには戦闘や効果によるダメージが2点加算されます。「鎖回し」と組み合わせると全体に3ダメージです!!
このデッキを回すコツは、とにかく相手のライフを削ることを第一に考えることですね w相手の脅威となりうるクリーチャーやプレインズウォーカーを対処することも確かに大切ですが、《危険因子》は相手のライフが7点以下の時に使用することで《稲妻の一撃》などの直接火力を相手に警戒させ、(ほぼ)確実に3枚ドローしてこそ光るカードです。相手のライフに余裕があると4点バーンで終わってしまい、このカード自体がゲームにおける「危険因子」になりかねないのです。
こうした安定性の低さから最近では《実験の狂乱》を主軸とし、序盤を軽コストクリーチャーで攻めて、手札がなくなったら「狂乱」でデッキトップの火力呪文を連発し相手を焼ききるプランで戦うタイプが多いですね、そちらは《再燃するフェニックス》を使うため、今回は《危険因子》型にしましたが...
しかし、このデッキも《実験の狂乱》をメイン&サイドで4枚フル投入しているので、サイドチェンジで《実験の狂乱》型に変えることが出来ます。「狂乱」にも弱点があり、デッキトップが2回以上土地の場合、そこで展開が止まってしまうことです。実験の狂乱》型に変える場合は一緒に《宝物の地図》を投入しましょう。
表面、裏面共に占術やドローでデッキトップの土地を除くことが出来るので、「狂乱」のリスクをケア出来ます。
以上、【赤単アグロ】のデッキ紹介でした。1万円ちょっととお手頃?な価格のデッキですが、突き詰めると《再燃するフェニックス》や《ウルザの後継、カーン》などによりより強いデッキにチューン出来る可能性を秘めたデッキです。
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