【ジェスカイコントロール】デッキ紹介

 みなさんこんばんは、かめたそです。

 今回は昨日に引き続きXLN〜GRN期のスタンダードを代表する、いわゆる環境トップのデッキを数回に分けて紹介していきます!2回目の今日は【ジェスカイコントロール】についてです。

「ジェスカイ」とは白と青、赤の3色の組み合わせのことで、このデッキは白と青、赤のカードで構成されたコントロールデッキです。

このデッキの主要素は以下の3点です

・打ち消しや除去、ドロー加速で序盤からゲームの主導権を握りやすい

・全体除去による盤面リセット力の高さ

・強力なフィニッシャーによるしっかりとした勝ち筋

 青のドローと打ち消し、白と赤の単体除去、全体除去で相手の動きを封じつつ、《ドミナリアの英雄、テフェリー》などのフィニッシャーをプレイするというのがこのデッキの勝ち筋です。前環境(KLD〜M19期)で活躍した【青白コントロール】がローテーションで失ったものを補填すべく、赤を足した姿が今の【ジェスカイコントロール】で、「ラヴニカのギルド」では《薬術師の眼識》や《悪意ある妨害》といった青の強力なドローや打ち消し、そして《パルン、ニヴ=ミゼット》や《轟音のクラリオン》といった青赤、赤白のカードを得たことで様々な面で強化されています。


① 打ち消しや除去、ドロー加速で序盤からゲームの主導権を握りやすい

 序盤は打ち消しや単体除去で相手の行動を妨害していきます。《悪意ある妨害》は強力な打ち消し呪文で、「諜報」によりデッキトップを確認し、ドローの質を高めてくれます。《 封じ込め》も序盤の単体除去として、このデッキの天敵である《アダントの先兵》の処理にとても重宝します。ドロー加速呪文では《薬術師の眼識》が優秀で、「再活」の追加コストで手札を1枚捨てれば墓地から再度プレイすることができるため、手札補充に事欠くことはありません。


② 全体除去による盤面リセット力の高さ

 コントロールデッキの特性上、クリーチャーが極端に少ないため序盤の軽コストクリーチャーを対処できないとボコボコにされて終わってしまいます。そのため、1枚で複数のクリーチャーに対処できる全体除去はコントロールデッキにおいて重要な要素だと言えるでしょう。このデッキではタフネス3以下を一掃する《轟音のクラリオン》、相手の攻撃に対応する奇襲性の高い《残骸の漂着》、クリーチャーだけでなくアーティファクトやエンチャントにも対処できる《浄化の輝き》を搭載しており、状況により使い分けて戦うことができます。


③ 強力なフィニッシャーによるしっかりとした勝ち筋

 コントロールデッキとはいえ、相手の妨害をするだけでは勝てません。こちらの勝ち筋をしっかり通していくことが勝利に繋がります。《ドミナリアの英雄、テフェリー》は中盤の手札補充と除去、そしてドローする度に相手のパーマネントを追放(土地も追放可能)するという強力な奥義により、このデッキの潤滑油とフィニッシャーを兼任しています。《パルン、ニヴ=ミゼット》はプレイヤーがソーサリーかインスタントを唱えるごとに1枚ドローすることを可能にし、ドローするごとに相手やクリーチャー、プレインズウォーカーに1点ダメージを与えるため、高い制圧力を誇ります。《弾けるドレイク》も自分の墓地と追放領域のソーサリー&インスタントの数だけパワーが上がるクリーチャーで、ソーサリーとインスタントを大量に採用したこのデッキではとんでもないパワーになることが多々あります。

◆デッキレシピ◆

不利なデッキと対策

 【ジェスカイコントロール】には打ち消せない&呪禁持ちの《殺戮の暴君》、ライフ4点と引き換えに破壊不能を得る《アダントの先兵》という天敵が存在します。これらのカードはそれぞれ【黒緑ミッドレンジ】と「白系」のアグロデッキに採用されており、これらに対処するカードをサイドから採用することがマッチに勝利する上でとても重要です。「暴君」に対しては《絶滅の星》を、「先兵」に対しては《封じ込め》をサイドイン、《ベアリア史》や《実験の狂乱》対策として《神聖の発動》をサイドインして応戦しましょう。また、「赤系」のアグロデッキは《溶岩コイル》をサイドから入れてくる可能性が高いので、これに引っ掛かる《弾けるドレイク》を《黎明をもたらす者ライラ》とチェンジ、《苦悩火》対策として、相手のマナ加速を手助けしてしまう《残骸の漂着》も抜くようにしましょう。

具体的なサイドプランは下記の通りです。

対【黒緑ミッドレンジ】

《残骸の漂着》1枚&《本質の散乱》1枚→《絶滅の星》2枚

《裁きの一撃》1枚→《封じ込め》1枚

対「白系」アグロ

《裁きの一撃》1枚→《封じ込め》1枚

《残骸の漂着》1枚&《本質の散乱》1枚→《神聖の発動》2枚

対「赤系」アグロ

《弾けるドレイク》2枚→《黎明をもたらす者ライラ》2枚

《否認》2枚→《裁きの一撃》2枚

《残骸の漂着》1枚&《本質の散乱》1枚→《神聖の発動》2枚

 以上、【ジェスカイコントロール】のデッキ紹介でした。僕はこのデッキを使っていて、結構攻撃的なコントロールデッキだな〜って思いました。「ラヴニカの献身」ではアゾリウス(青白)も取り上げられますので、よりディフェンシブなコントロールデッキが生まれそうですね。

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